ハードウェアウォレットの選び方|最も安全な仮想通貨保管方法

ハードウェアウォレットとは?

ハードウェアウォレットは、仮想通貨の秘密鍵をオフラインで保管する物理デバイスです。USBメモリのような形状をしており、インターネットから完全に隔離された環境で秘密鍵を保管するため、最も安全な仮想通貨保管方法として知られています。

ハードウェアウォレットの定義
秘密鍵をセキュアエレメントチップに保管し、オフライン環境でトランザクションに署名できる物理デバイス。コールドウォレットの一種で、ハッキングやマルウェアから資産を守ります。

ハードウェアウォレットの基本概念

ハードウェアウォレットが安全な理由は、秘密鍵がデバイス外に出ることがないためです。トランザクションに署名する際も、デバイス内部で処理が完結し、署名済みのトランザクションのみが外部に送信されます。これにより、パソコンがマルウェアに感染していても、秘密鍵が漏れることはありません。

なぜハードウェアウォレットが最も安全なのか

  • オフライン保管:インターネットから完全に隔離
  • セキュアエレメント:銀行カードやパスポートと同じセキュリティチップ
  • 物理的な確認:トランザクションを画面で確認してから承認
  • リカバリーフレーズ:デバイス紛失時も復元可能

ハードウェアウォレットの仕組みは、公開鍵暗号方式に基づいています。デバイス内部で秘密鍵を生成し、セキュアエレメントチップに暗号化して保管します。公開鍵はパソコンやスマホのアプリと連携して使用しますが、秘密鍵は絶対にデバイス外に出ません。

ソフトウェアウォレットとの違い

ハードウェアウォレットとソフトウェアウォレットの最大の違いは、秘密鍵の保管場所です。ソフトウェアウォレット(ホットウォレット)は秘密鍵をパソコンやスマホに保管するのに対し、ハードウェアウォレット(コールドウォレット)は物理デバイスに保管します。

ソフトウェアウォレットとの違い

比較項目 ハードウェアウォレット ソフトウェアウォレット
秘密鍵の保管 物理デバイス(オフライン) パソコン・スマホ(オンライン)
セキュリティ 非常に高い 中程度(ハッキングリスクあり)
利便性 やや低い(デバイス必要) 高い(アプリですぐ使える)
初期費用 あり($50〜$300) なし(無料)
適した用途 長期保管・高額資産 日常的な少額取引
マルウェア耐性 完全耐性 脆弱
フィッシング耐性 高い(物理確認あり) 低い(誤送信リスク)
  • 秘密鍵がインターネットに晒されない
  • フィッシング攻撃やマルウェアから完全に保護
  • 取引所ハッキングの影響を受けない
  • 複数の仮想通貨を一つのデバイスで管理
  • リカバリーフレーズで復元可能
  • 初期費用がかかる($50〜$300)
  • デバイスがないと送金できない
  • 物理的に紛失するリスク
  • 初期設定がやや複雑

ソフトウェアウォレットは利便性が高く、日常的な少額取引に適していますが、秘密鍵がオンラインに保管されるため、ハッキングやマルウェアのリスクがあります。一方、ハードウェアウォレットは初期費用と若干の手間がかかりますが、長期保管や高額資産の管理には最も適した選択肢です。

ハードウェアウォレットが必要な理由

仮想通貨取引所に資産を預けている場合、秘密鍵は取引所が管理しています。つまり、取引所がハッキングされたり、倒産したりすると、あなたの資産も失われる可能性があるのです。実際に、これまで多くの取引所がハッキング被害に遭い、数千億円規模の仮想通貨が流出しています。

取引所ハッキングのリスク

主要な取引所ハッキング事例

  • DMM Bitcoin(2024年5月):約482億円相当のBTC流出
  • Bybit(2025年上半期):17億8000万ドルを含む大規模セキュリティ侵害
  • コインチェック(2018年):580億円のNEM流出
  • Zaif:67億円の被害
  • BITPOINT:35億円の被害

日本国内だけで累計1,000億円を超える被害が発生しています。

仮想通貨の世界には「Not your keys, not your coins(秘密鍵を持っていなければ、コインも自分のものではない)」という格言があります。取引所に預けている仮想通貨は、厳密には自分のものではなく、取引所に預託しているだけなのです。

秘密鍵の重要性
秘密鍵は仮想通貨の所有権を証明する唯一の手段です。秘密鍵を持つ者がその仮想通貨を完全にコントロールできます。取引所に預けている = 秘密鍵を取引所に預託している状態です。

ハードウェアウォレットを使えば、秘密鍵を自分で管理できます。取引所のハッキングや倒産の影響を受けることなく、資産を安全に保管できるのです。特に以下のような方にはハードウェアウォレットが必須です。

ハードウェアウォレットが必要な人

  • 100万円以上の仮想通貨を保有している人
  • 長期保有(HODL)を考えている人
  • 取引所のセキュリティを100%信頼できない人
  • 複数の取引所に資産を分散している人
  • 相続対策を考えている人

主要ハードウェアウォレットの比較

ハードウェアウォレット市場には多くの製品がありますが、主要なものはLedger(レジャー)、Trezor(トレザー)、SafePal S1の3つです。それぞれに特徴があり、予算や用途によって最適な選択肢が異なります。

主要製品の比較表

製品名 価格 対応通貨数 セキュアエレメント 接続方法 特徴
Ledger Nano S Plus $79 5,500+ EAL5+ USB-C コスパ最高、初心者向け
Ledger Nano X $149 5,500+ EAL5+ USB-C / Bluetooth モバイル対応、バッテリー搭載
Ledger Nano Gen5 $179 5,500+ EAL5+ USB-C / Bluetooth / NFC 最新機種、E Inkタッチスクリーン
Trezor Safe 3 $79 1,400+ EAL6+ USB-C オープンソース、コンパクト
Trezor Safe 5 $169 1,400+ EAL6+ USB-C カラータッチスクリーン
Trezor Safe 7 $299 1,400+ EAL6+ x2 USB-C / Bluetooth 量子耐性、オープンセキュアエレメント
SafePal S1 $50 30,000+ EAL5+ QRコード(エアギャップ) 最安、完全オフライン

その他の主要製品として、KeepKey(大型ディスプレイ、ShapeShift統合)、Tangem(NFCカード型)、OneKey Pro(EAL6+、タッチスクリーン)などもあります。

各製品の価格は公式サイトでの販売価格です。Amazon等のマーケットプレイスでは偽物や改造品が販売されている可能性があるため、必ず公式サイトから購入してください。

Ledgerの特徴と製品ラインナップ

Ledger(レジャー)はフランスのパリに本社を置く企業で、世界最大のハードウェアウォレットメーカーです。銀行カードやパスポートと同じセキュアエレメントチップを搭載し、5,500以上の暗号資産に対応しています。

Ledger製品ラインナップ

Ledger Nano S Plus()

主な仕様

  • 価格:$79(約11,000円)
  • サイズ:62.39mm × 17.4mm × 8.24mm(21g)
  • ストレージ:1.5MB(100アプリまで保管可能)
  • 接続:USB-C接続のみ(バッテリーなし)
  • ディスプレイ:128×64ピクセル
  • 対応OS:iOS非対応、Android・Windows・Mac対応

Ledger Nano S Plusは、初めてハードウェアウォレットを購入する人に最適な製品です。手頃な価格でありながら、Ledgerの高度なセキュリティ機能をすべて備えています。

Ledger Nano X(9)

主な仕様

  • 価格:$149(約21,000円)
  • サイズ:72mm × 18.6mm × 11.75mm(34g)
  • ストレージ:2MB(100アプリまで保管可能)
  • 接続:USB-C / Bluetooth
  • バッテリー:100mAh(最大8時間使用可能)
  • 対応OS:iOS・Android・Windows・Mac対応

Ledger Nano Xは、モバイル対応が最大の特徴です。Bluetooth接続でiPhoneやAndroidスマホと連携でき、外出先でも仮想通貨を管理できます。バッテリーを内蔵しているため、パソコンに接続しなくても使用できます。

Ledger Nano Gen5(9)

主な仕様

  • 価格:$179(約25,000円)
  • ディスプレイ:2.8インチE Inkタッチスクリーン(300×400px)
  • 接続:Bluetooth + NFC
  • 機能:Clear Signing、Transaction Check
  • カスタマイズ:バッジ変更可能(Susan Kareデザイン)
  • 発売日:2025年10月

Ledger Nano Gen5は、2025年10月に発売された最新機種です。E Inkタッチスクリーンを搭載し、トランザクションの詳細を大きな画面で確認できます。NFC対応により、スマホに近づけるだけで接続できる利便性も魅力です。

Ledger Liveアプリ

Ledgerデバイスは、専用アプリ「Ledger Live」と連携して使用します。このアプリで資産管理、ステーキング、売買、NFT保存が可能です。洗練されたUIで初心者でも使いやすく、定期的なアップデートでセキュリティも万全です。

Trezorの特徴と製品ラインナップ

Trezor(トレザー)はチェコのSatoshiLabs社が開発する、世界初のハードウェアウォレットです。完全オープンソースで、ソフトウェアとファームウェアを誰でも監査・検証できる透明性が最大の特徴です。

Trezor製品ラインナップ

Trezor Safe 3()

主な仕様

  • 価格:$79(約11,000円)
  • ディスプレイ:モノクロOLED
  • セキュアエレメント:OPTIGA Trust M (V3) – EAL6+認証
  • 操作:2つの物理ボタン
  • 接続:USB-C
  • 特徴:コンパクトで持ち運びに便利

Trezor Safe 3は、エントリーモデルでありながらEAL6+認証のセキュアエレメントを搭載しています。オープンソースで透明性が高く、セキュリティ重視の人に最適です。

Trezor Safe 5(9)

主な仕様

  • 価格:$169(約24,000円)
  • ディスプレイ:1.54インチカラータッチスクリーン
  • セキュアエレメント:OPTIGA Trust M (V3) – EAL6+認証
  • 対応通貨:1,400以上のコイン・トークン
  • 対応規格:ERC-20トークン、Layer 2トークン、NFT

Trezor Safe 5は、カラータッチスクリーンを搭載したミドルレンジモデルです。直感的な操作が可能で、トランザクションの詳細を見やすい画面で確認できます。

Trezor Safe 7(9)

主な仕様

  • 価格:$299(約42,000円)
  • セキュアエレメント:OPTIGA Trust M (V3) + TROPIC01(世界初のオープンセキュアエレメント)
  • 量子耐性:将来の量子コンピュータ攻撃を考慮した設計
  • サポート:少なくとも2031年までソフトウェア更新保証
  • 接続:Bluetooth対応
  • 発売日:2025年後半

Trezor Safe 7は、世界初の完全オープン・監査可能なセキュアエレメント「TROPIC01」を搭載した最上位機種です。量子コンピュータの脅威にも対応した設計で、長期的なセキュリティを重視する人に最適です。

Trezor Suiteアプリ

Trezorデバイスは、専用アプリ「Trezor Suite」と連携して使用します。デスクトップアプリとWebアプリの両方があり、資産管理、トランザクション履歴、ステーキングなどの機能を提供します。オープンソースで透明性が高く、コミュニティ主導で開発されています。

ハードウェアウォレットの選び方

ハードウェアウォレットを選ぶ際は、予算、対応通貨、使いやすさ、セキュリティ機能、モバイル対応などを総合的に判断する必要があります。以下のフローチャートを参考に、自分に最適な製品を見つけてください。

選び方のフローチャート

予算で選ぶ

予算別おすすめ製品

  • $50〜$79:SafePal S1、Ledger Nano S Plus、Trezor Safe 3
  • $149〜$179:Ledger Nano X、Ledger Nano Gen5、Trezor Safe 5
  • $299以上:Trezor Safe 7

対応通貨で選ぶ

ウォレット 対応通貨数 主な対応通貨
Ledger 5,500+ BTC、ETH、XRP、ADA、SOL、DOT、MATIC、AVAX、その他ほぼ全て
Trezor 1,400+ BTC、ETH、XRP、ADA、SOL、ERC-20トークン、Layer 2トークン
SafePal 30,000+ 100以上のブロックチェーン、30,000トークン

接続方法で選ぶ

接続方法の比較

  • USB-C接続:Ledger Nano S Plus、Trezor Safe 3/5/7 – 最も一般的で安定
  • Bluetooth接続:Ledger Nano X、Ledger Nano Gen5、Trezor Safe 7 – モバイル対応
  • NFC接続:Ledger Nano Gen5、Tangem – スマホにタップするだけ
  • QRコード(エアギャップ):SafePal S1 – 完全オフライン

セキュリティ機能で選ぶ

セキュリティ機能チェック

  • セキュアエレメント搭載:Ledger全製品、Trezor Safe 3/5/7、SafePal S1
  • オープンソース:Trezor全製品
  • エアギャップ(完全オフライン):SafePal S1
  • タッチスクリーン(誤操作防止):Ledger Nano Gen5、Trezor Safe 5、Trezor Model T
  • 量子耐性:Trezor Safe 7

使いやすさで選ぶ

初心者には、Ledger Nano S PlusまたはTrezor Safe 3がおすすめです。手頃な価格でありながら、必要なセキュリティ機能をすべて備えており、初期設定も比較的シンプルです。モバイルで使いたい場合は、Ledger Nano Xが最適です。

ハードウェアウォレットの初期設定

ハードウェアウォレットの初期設定は、慎重に行う必要があります。特にリカバリーフレーズの記録は最重要です。一度でも間違えると、デバイス紛失時に資産を復元できなくなります。

初期設定の手順

ステップ1:デバイスの開封と確認

  • パッケージが未開封か確認(シール・テープの確認)
  • 付属品の確認(USBケーブル、リカバリーシート、説明書)
  • デバイス本体に傷や改造の痕跡がないか確認
初期設定済みのデバイスは絶対に使用しないでください。リカバリーフレーズが既に記録されている場合、詐欺の可能性があります。

ステップ2:PINコードの設定

  • 4〜8桁のPINを設定
  • 推測されやすい番号は避ける(誕生日、連番、0000など)
  • PINは誰にも教えない
  • 3回間違えるとデバイスがリセットされる(セキュリティ機能)

ステップ3:リカバリーフレーズの記録

  • 12語または24語の英単語が表示される
  • 付属のリカバリーシートに手書きで記録
  • 順番を間違えないように番号を付ける
  • スペルミスがないか確認
  • 2〜3枚のコピーを作成し、別々の場所に保管
リカバリーフレーズは絶対にデジタル保存しないでください。スクリーンショット、写真撮影、メール送信、クラウド保存は厳禁です。

ステップ4:リカバリーフレーズの確認

  • デバイスが正しく記録されたか確認するテスト
  • ランダムに選ばれた単語を入力
  • 全て正しく入力できたら設定完了

ステップ5:ファームウェア更新

  • デバイスを最新のファームウェアにアップデート
  • 公式アプリ(Ledger Live、Trezor Suite)からのみダウンロード
  • 偽のアップデート通知に注意

初期設定が完了したら、少額の仮想通貨を送信してテストしてみてください。正常に受信できること、そしてデバイスから送信できることを確認してから、本格的に使い始めましょう。

リカバリーフレーズの管理方法

リカバリーフレーズ(シードフレーズ)は、ハードウェアウォレット全体を復元できる唯一の方法です。デバイスを紛失しても、リカバリーフレーズがあれば新しいデバイスで資産を完全に復元できます。逆に言えば、リカバリーフレーズを失うと資産も永久に失われます。

リカバリーフレーズの管理方法

リカバリーフレーズとは
BIP39規格に基づく12語または24語の英単語。秘密鍵を人間が読める形式に変換したもので、ウォレット全体を復元できるマスターキーです。

安全な保管方法

1. 紙に記録(基本)

  • 耐水性のある紙を使用
  • ボールペンで丁寧に記録(鉛筆は消える)
  • ラミネート加工を検討
  • 複数箇所に分散保管(自宅金庫、銀行貸金庫、実家など)
  • 直射日光を避けて保管

2. 金属プレート(推奨)

Cryptosteel Capsule Solo

  • コンパクトな円筒形
  • 文字リングを挿入する方式
  • 最初の4文字のみ記録(BIP39規格で識別可能)
  • 1200℃まで耐える

Billfodl

  • スライド式で施錠可能
  • 316ステンレス鋼(海洋グレード)
  • 1,000,000ボルトの電撃に耐える
  • 火災、水害、衝撃に強い

3. 保管場所

推奨される保管場所

  • 自宅の耐火金庫
  • 銀行の貸金庫
  • 実家の金庫(家族に存在を伝える)
  • 信頼できる弁護士や司法書士に預ける

絶対にやってはいけないこと

リカバリーフレーズのNG保管方法

  • スマホやPCにデジタル保存:マルウェアで盗まれる
  • クラウドストレージ(Dropbox、Google Drive等):アカウント乗っ取りで漏れる
  • スクリーンショット撮影:クラウド同期で自動アップロードされる
  • メールやSNSで送信:暗号化されていない、誤送信リスク
  • 写真撮影:フォトライブラリから漏れる
  • 他人に教える:家族でも原則教えない
  • パスワードマネージャー:マスターパスワードが漏れると全て失う

ハードウェアウォレットの使い方

ハードウェアウォレットの日常的な使い方は、仮想通貨の受信と送信の2つです。受信は簡単ですが、送信は慎重に行う必要があります。

使い方の図解

仮想通貨の受信

受信手順

  1. ウォレットアプリ(Ledger Live、Trezor Suite)を開く
  2. 受信したい通貨を選択
  3. 「受信」ボタンをクリック
  4. 受信アドレスが表示される
  5. デバイス本体でアドレスを確認(重要!)
  6. アドレスを送信者に共有
受信アドレスは必ずデバイス本体で確認してください。パソコンがマルウェアに感染していると、画面に表示されるアドレスが攻撃者のアドレスにすり替えられている可能性があります。

仮想通貨の送信

送信手順

  1. ウォレットアプリで送信を選択
  2. 送信先アドレスと金額を入力
  3. ガス代(手数料)を確認
  4. 「送信」ボタンをクリック
  5. デバイス本体でトランザクション内容を確認
  6. 物理ボタンまたはタッチスクリーンで承認
  7. PINコード入力(必要に応じて)
  8. トランザクションが送信される
送信アドレスは絶対に間違えないでください。一度送信したトランザクションは取り消せません。初めて送信する場合は、まず少額でテストしてから、残りを送信することをおすすめします。

ハードウェアウォレットの注意点とトラブルシューティング

ハードウェアウォレットを安全に使い続けるためには、いくつかの重要な注意点があります。また、トラブルが発生した場合の対処法も知っておく必要があります。

注意点とトラブルシューティング

偽物に注意

偽物を買わないために

  • 公式サイトから購入:Ledger.com、Trezor.ioからのみ購入
  • Amazonは避ける:マーケットプレイスは偽物や改造品のリスク
  • 中古品は絶対にNG:リカバリーフレーズが仕込まれている可能性
  • パッケージの改ざんチェック:シールが破れていないか確認
  • 初期設定済みは詐欺:リカバリーフレーズが既に記録されている場合は使用しない

ファームウェア更新

ファームウェア更新のポイント

  • 定期的に最新版にアップデート
  • 公式アプリからのみダウンロード
  • 偽のアップデート通知に注意(フィッシング)
  • 更新中は絶対にデバイスを抜かない
  • 更新後は資産が正常に表示されるか確認

デバイス紛失時の対応

紛失時の手順

  1. リカバリーフレーズが安全に保管されているか確認
  2. 新しいデバイスを購入(公式サイトから)
  3. 新しいデバイスで「復元」を選択
  4. リカバリーフレーズを順番通りに入力
  5. 新しいPINを設定
  6. ウォレットと資産が完全に復元される
  7. 念のため、復元後は新しいウォレットに資産を移動
リカバリーフレーズがあれば、デバイスを紛失しても資産は安全です。PINが分からなければ第三者はアクセスできません(3回間違えるとリセットされる)。

よくあるトラブルと対処法

トラブル 原因 対処法
デバイスが認識されない USBケーブル不良、ドライバ未インストール USBケーブル交換、ドライバ更新、別のUSBポート試す
PINを忘れた PINコード記録なし リカバリーフレーズで復元
ファームウェア更新失敗 通信エラー、デバイス抜いた サポートに連絡、リカバリーモードで再試行
資産が表示されない アプリ未インストール、ネットワーク遅延 該当通貨のアプリをインストール、ブロックチェーン同期待つ
トランザクション失敗 ガス代不足、ネットワーク混雑 ガス代を増やす、時間を置いて再試行

まとめ:安全な資産管理のために

ハードウェアウォレットは、仮想通貨を最も安全に保管できる方法です。初期費用と若干の手間はかかりますが、取引所ハッキングや詐欺から資産を守るためには必須のツールです。

まとめと推奨製品

ハードウェアウォレットの重要性

  • 秘密鍵をオフラインで保管し、ハッキングから完全に保護
  • 取引所倒産やハッキングの影響を受けない
  • フィッシング攻撃やマルウェアに耐性がある
  • リカバリーフレーズでデバイス紛失時も復元可能
  • 長期保管や高額資産の管理に最適

推奨製品

初心者向け

  • Ledger Nano S Plus($79):コスパ最高、シンプルで使いやすい
  • Trezor Safe 3($79):オープンソース、EAL6+セキュアエレメント搭載
  • SafePal S1($50):最安、エアギャップで完全オフライン

中級者向け

  • Ledger Nano X($149):Bluetooth対応、モバイルで使える
  • Trezor Safe 5($169):カラータッチスクリーン、1,400+通貨対応

上級者向け

  • Ledger Nano Gen5($179):E Inkタッチスクリーン、最新技術
  • Trezor Safe 7($299):オープンセキュアエレメント、量子耐性

セキュリティのベストプラクティス

最終チェックリスト

  • 公式サイトから購入する
  • リカバリーフレーズを紙に手書き
  • 2〜3枚のコピーを別々の場所に保管
  • 金属プレート(Cryptosteel、Billfodl)を使用
  • 定期的にファームウェアを更新
  • 大口資産は分散管理
  • マルチシグウォレットを検討(高額資産)
  • 相続対策を準備(家族に存在を伝える)
  • 少額でテスト送信してから本格使用
  • 偽サイトやフィッシングに注意

今すぐ始めよう

100万円以上の仮想通貨を保有している場合、ハードウェアウォレットの導入は必須です。取引所のハッキングは予測できません。「まだ大丈夫」と思っているうちに被害に遭う可能性があります。今すぐハードウェアウォレットを購入し、資産を安全に守りましょう。

よくある質問(FAQ)

Q1. ハードウェアウォレットとは何ですか?

ハードウェアウォレットは、仮想通貨の秘密鍵をオフラインで保管する物理デバイスです。インターネットから完全に隔離された環境で秘密鍵を保管するため、ハッキングやマルウェアから資産を守ることができます。USBメモリのような形状をしており、必要な時だけパソコンやスマホに接続して使用します。

Q2. LedgerとTrezorの違いは?

Ledgerはプロプライエタリ(クローズドソース)で、5,500以上の暗号資産に対応し、洗練されたUI/UXが特徴です。Trezorは完全オープンソースで透明性が高く、1,400以上の通貨に対応しています。セキュリティはどちらも非常に高く、予算や好みで選んで問題ありません。初心者にはLedger Nano S Plus、オープンソースを重視する人にはTrezor Safe 3がおすすめです。

Q3. どのハードウェアウォレットがおすすめですか?

初心者にはLedger Nano S Plus($79)またはTrezor Safe 3($79)がおすすめです。手頃な価格でありながら、必要なセキュリティ機能をすべて備えています。モバイルで使いたい場合はLedger Nano X($149)、最新技術を求めるならLedger Nano Gen5($179)、最高のセキュリティを求めるならTrezor Safe 7($299)が最適です。

Q4. リカバリーフレーズを無くしたらどうなりますか?

リカバリーフレーズを失うと、デバイスを紛失した際に資産を復元できなくなります。ただし、デバイスが手元にあり、正常に動作している限りは資産にアクセスできます。リカバリーフレーズは必ず紙に記録し、複数箇所に分散保管してください。金属プレート(Cryptosteel、Billfodl)を使えば、火災や水害からも保護できます。

Q5. ハードウェアウォレットが壊れたらどうなりますか?

ハードウェアウォレットが壊れても、リカバリーフレーズがあれば資産は安全です。新しいデバイスを購入し、「復元」を選択してリカバリーフレーズを入力すれば、ウォレットと資産が完全に復元されます。同じメーカーのデバイスである必要はなく、BIP39規格に対応していれば他社のデバイスでも復元できます。

Q6. ハードウェアウォレットはどこで買うべきですか?

必ず公式サイト(Ledger.com、Trezor.io)から購入してください。Amazonやその他のマーケットプレイスでは、偽物や改造品が販売されている可能性があります。中古品も絶対に購入しないでください。リカバリーフレーズが既に仕込まれている詐欺の可能性があります。公式サイトからの購入が唯一安全な方法です。

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